柳は緑 花は紅

大切なことは、目に見えない

好きってなんだろう

今週のお題「あの人へラブレター」

えっ誰宛のラブレター?
ってかラブレターなんて書いたことある?
いやね、ないんだけど…NEWSって知ってる?
えっ、いやあのね、バカにしてる訳じゃなくてね、報道の方じゃなくてね、ジャニーズの…そうそう、4人グループの…うん、そう。そのNEWS。
今日は、そのNEWSに落ちた経緯について話そうと思う。


…と、いうわけでこんにちは。
2回目の更新です。Mochiと申します。
今週のお題が「あの人へのラブレター」ということと、EPCOTIAが今週オーラスということで、そろそろNEWSに落ちた話をしようかなって思います。


本当に申し訳ないんですけど、今回経緯を話すに当たって6人時代等の過去に軽率に触れます。ド新規が軽率に触れます。ちょっと嫌だなって方は見ない方が良いかもです…すみません。




大丈夫ですか??
それでは、書き始めたいと思います!


まず、わたしの家の話から。
わたしの家は割とNHKが多く、バラエティーや音楽番組もあまり見ない家庭だった。どのくらいかっていうとMステを初めて見たのは家を出て寮に入った18歳のとき。笑
結果、小4の文集に「好きなテレビ番組は?→大河ドラマ!」「好きな歌手は?→サザンと今井美樹!」と答えるような子供へと成長。

中高生のときは吹奏楽部でずっと課題曲やらオーケストラやらを聞いてサウンドの勉強に励んでいたので、やはり流行りには疎かった…。
友達が貸してくれたおすすめCDを借りて聞くくらいはしてたけど、それしか聞かないので本当に偏りがすごかった。笑

はじめてNEWSの片鱗に触れたのはこの頃。
その頃親は「聞いたことないアーティストのCDをインスピレーションで買ってくる」ということにハマっていて、そんな親がある日買ってきたのが「アイアイ傘」だったのだ。
(しかも最近帰省したときに初回版だったことを知った)
もちろん親もわたしも当時は彼らがジャニーズということを知らなかったので「へー、顔が綺麗でこんなに歌が上手い若者も居るんだね~」って話をしていた。
これがわたしがはじめてNEWSの片鱗に触れた瞬間。




そんなわたしが親元を離れたのが18のとき。
4年間の専門学校に入学・寮に入るために県外へ。新幹線で3~4時間の遠い土地。右も左も分からなくて、ビルは高くて、都会感すごくて、話す言葉も違くて、本当に最初は怖かった…。
そして、わたしの目指すお仕事の関係上、女性がとても少なくて、同じ寮には同期の女子がわたし含めてたった3人。
わたし以外のふたりは、たまたま面識があったようで、初めはハブられるかもしれない、仲良くできないのかもしれない、とお得意のマイナス思考全開だった。けど、無事にお友だちになれた。笑



そして、ここで初めてNEWSという存在を認識する。
寮に住んでる友達がそれぞれNEWSファンとSMAPファンだったのだ。
中でもNEWSファンの友達は本当にNEWSへの想いが熱かった。

びっくりしません??
ジャニーズなんて本当に触れあったことない領域で、だけど友達の部屋には「うちわ」とかが置いてあって…。
衝撃だよね。
「えっ?なんでうちわに顔写真…?」
って思うよね。
しかも祀るようにテレビの横に置いてあって。
「はじめて会うタイプの人だ!」
って思うよね。
同時にそんなに好きになれるものがあって、堂々と「好き」と言えることが羨ましくもあった。

その子の部屋に行くと、よくコンサートDVDを見ていた。
SMAPファンの子も相まって、彼女達はふたりでキャーキャー見てた。(わたしは後ろの布団でゴロゴロしてた)

とにもかくにも、アイドルに興味がなかったのだ。
不快もなく、嬉しさもなく、ただ友達が嬉しそうだし楽しそうだから同じ空間に居たい。それだけ。笑

そんな訳で、わたしの学生生活はNEWSがいつもすぐそばにいた。



そんななか、友達が聞いてきた。
「ねぇ~、この中なら誰がタイプ?」

「いや、わかんないよ。知らないもん」

「強いて言うなら!!」

そう言われ、指をさしたのは「錦戸亮」だったらしい。(覚えてない)
でもたしかにこの間DIAMOND借りて見たら「ああ、たしかに錦戸亮だったんだろうな」って思った。亮ちゃん素敵だもんね。

SMAP好きの友達は慶ちゃんだった。
その子は圧倒的に慶ちゃんが好きで、3人でLove addictionをひたすらリピートして見てたし、Love addictionごっこ(?)とかやってたから、ほんと学生ノリって面白いなって思うよね。
だからわたしのNEWSのイメージはテゴマス(歌上手い)、まっすー(かわいい、体格が素敵)、Love addiction(慶ちゃんエロい)だった。






あっ、申し遅れましたがわたしはシゲ担です。
でも、当時はシゲさんの認識ありませんでした…。ごめんなさい。笑





で、ここからが、友達(増担)のすごいところ…。

わたしは押しに弱いタイプ。
でも、押す人が居なくなると好きじゃなくなる。わたしがそんな面倒な人間ということを知ってか知らずか、増担の友達は、わたしにNEWSを押し付けることはなかった。

えっ?布教しなかったのかって?

…ちがうんですよ。布教してたんです。着々と。気づかない内にわたしの中にはNEWSの土台がしっかり出来上がっていたんですね…笑

そうして押し付けられることなくゆっくりと何年もかけて土台を作ってくれて、最後にGAPで落としてくる友達に信頼しかない。自分から好きになったことで、友達が居ないときでもズブズブにNEWS沼にはまっていく。笑
マーケティング能力本当に高いね。顧客にあったマーケティング。笑



そして、在学中にNEWSのメンバーが減る。そして、復活する。
友達とわたしが同じ寮に一緒に居たのは2年間。その2年間にメンバーの脱退・復活があった。

あのときの友達の気持ちは今でも想像に難くない。
だって、いまNEWSが脱退あったら…って考えるだけで吐き気がするもん。
そんな大切な2年間をたまたま一緒に過ごしていたのは本当に奇跡だなって思う。(覚えてないけど)(本当にごめん)

(あとになって知ったけど、復活発表があったとき、友達は飛び上がって喜んでわたしの部屋に来たらしい(ただしわたしは鍵を閉めて爆睡していた)が、(寝ていたため)反応がなかったのでSMAPファンの友達の部屋に行って、二人で手をとって喜びあったらしい。いや、振り返れば振り返るほど興味なさすぎない!?わたし!!)


そんな大切な2年間の間には「ピンクとグレー」も発売された。
わたしは、読んでて気づいたら朝だった。ということがあるほど本が好きなので、もちろん、友達は「ピンクとグレー」をすすめてきた。

「本当に面白いから読んでみて!」と。


ごめんね。本当にごめんね。加藤シゲアキさん及びNEWSファン、ジャニーズファンには本当に謝らなきゃいけない。
わたしは本を読むことができなかった。
こわかった。
「友達の好きな人が書いた本が、好みじゃなかったらどうしよう。でも「面白かった」なんて嘘はつきたくない」
そう考えるといま一歩読む勇気がでなかった。
だから読めなかった。


そんなこんなで友達は卒業し、就職し、たまーに行くカラオケでNEWSの曲を歌うからそこで新曲を知る…
その程度だった。



NEWSに落ちたのは何でだろう。
自分でもよく分からない。
SMAP好きの友人が結婚することになり、そのプレゼントを何日かかけて作成することになった。
作成のお供はNEWSの曲だった。(安定)
DVDも見た。
卒業以来、久々のNEWSだった。

なんだろう。胸がざわついた。笑

準備してるから友達と会う頻度が非常に上がって、それに伴いNEWSの話もよく聞いた。
聞けば聞くほどわたしは「加藤シゲアキ」という存在に興味を持つようになっていた。

人間として興味があった。

優しく笑う彼が、幸せだと無邪気に笑う彼が、
『俺を取り巻く世界、マジファック』
なんて昔言っていたなんて、信じられなかった。

わたしは『マジファック』とまではさすがに思ってないけど『わたしの世界まじハードモードだな???』『タイミングと環境さえ整って、誰にも迷惑かけない方法が見つかれば早々に消えたいな』くらいには思っているタイプで、もがいても もがいても変わらない現実に辟易していて、諦めていた。

だから、興味があった。
この人が知りたいって思った。

そう思ってる間にも友達は少プレや音楽番組の録画を畳み掛けるように見せてくれた。
そのなかにはWSもあったんだけど、ますださんがバンビーナで台詞を言ってるやつもあった。(美しい恋にするよ)

いま思えばあそこでわたしの何かがおかしくなった。

そう、わたしはシゲさんに興味を持った状態でますださんの色気を浴びてNEWSに落ちた。(シゲ担)
色気ムンムンのますださん落ちなのだ。(シゲ担)


友達の制止も聞かず、「ちょ、えっ、まって!?無理無理巻き戻して!!!」
って何回もますださんの色気を浴びた。(言い方)
そして夜は更けていった。笑


そんなこんなでNEWSから目が離せなくなってきたときに友達がカラオケでwhiteを見せてくれた。
帰りの車で「ねぇ、どの曲が一番好きだった?」と感想を求められたんだけど駅に着くまでに答えられなくて、電車で送った文章がこれ。

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驚くよね。
何に驚くって、これまだ自分が「ファン」だと思ってないときだからね。
そしてこれの3倍の文章送ってるからね。(迷惑)

そしてGEOで過去CD全部一気に借りたからね。
そこからわたしのNEWSな生活は始まった。
初めてTwitterを始めて、NEWSについて情報収集しながらも自分は「ファン」じゃない って思ってた。


そして、わたしはまだ「加藤シゲアキ」の本を読めずにいた。巷では「チュベローズで待ってる」を発売するという話で大盛りあがりだった。
それでもわたしは読めなかった。
こわかったのだ。
「友達が好きな人」だけではなく「自分の気になる人」になってしまった存在の彼が書く言葉が好みじゃなかったらどうしよう…と。
わたしは「声」や「言葉」に弱いところがあって、学生のときは「歌声」で恋に落ちることもあった。そのくらいわたしには重要なことで、逆に言えば「好みの文章じゃなかったら気持ちが冷める」可能性も高かった。
だからこそ、文庫版は買っていたものの本当に怖くて読めなかった。

でもある日、チュベローズの装丁が発表された。
それはとても綺麗だった。期待した。
シゲさんの事が日に日に好きになる自分のことも自覚していた。
だからこそ余計に怖かった。
Twitterで皆がチュベローズを絶賛していて、楽しみに待っていて「加藤シゲアキ」への期待がどんどん高まっていった。


話は逸れるが、わたしは好きなものを読んだり見たりするときはなるべく「期待はしない」ようにしている。そっちの方が楽しめるからだ。裏切られるのは怖い。わたしが全力で期待できるのは伊坂幸太郎の小説くらいだった。


でも、興味には勝てず、ある日ついにピンクとグレーを読んでみた。

驚いた。

同時に悲しくなった。

偏見なんてない、と思っていた自分が一番偏見を持っていたという事実に気づいてしまったからだ。
「好みじゃなかったらどうしよう」の裏には「だってアイドルが書いたものでしょ?」という偏見があったということに気づいてしまったのだ。

正直、そのことがショックで読み終わったあと結構泣いた。そして、また読み返した。
発展途上ではあったものの「加藤シゲアキ」の小説は驚くほどに面白くて、驚くほどにわたし好みだった。

そして、たまたま本屋に行くとチュベローズが売られていた。いま思えば発売前だったから早売りだったのだろう。

そしてわたしは、やっぱりその装丁に惹かれ、気づいたら購入していた。
本は文庫派で、伊坂幸太郎の本でさえ単行本をかわないわたしが、装丁に惹かれて本を買ってしまった。いわゆるジャケ買いだ。
それに、ピンクとグレーから数年たった今、彼がどんな言葉を紡ぐのか非常に興味があった。

結果、ものすごく面白かった。
語彙力がなくて、上からみたいな言い方になってしまうが、ピンクとグレーからの成長がすさまじかった。
そこで、やっと自覚した。

「ああ、どう足掻いてもわたしはシゲさんが好きだ」

人間として興味がある。
どうしてそんな思考になったのかが気になる。
そして、過去があって今がある、そんなシゲさんがわたしは大好きなのだ。

シゲさんの声が好きだ。ハスキーな声が大好きだ。激しく叫ぶような声も、夢へいざなうような甘い声も、優しく温かみのある声も、好きなことになると早口になっちゃう声も、ゲラゲラ笑ってる声も、天使のような裏声も、大好きだ。

シゲさんの世界観が好きだ。ソロ曲は本当に選べない。どれもとても素敵。いつも驚かせてくれる。挑戦を続ける世界が大好きだ。

シゲさんの顔が好きだ。正直タイプかと聞かれるとたぶんちょっと違うんだけど(小声)。でも、顔が好きだ。前髪があると美少女み溢れる顔も、アウト!と言われてしまう変顔も、ゲラゲラ笑ってる満面の笑みも、憂いを帯びた顔も、ボロボロに泣く顔も、バラエティの途中で絶対気を抜いたな?と思う顔も、お髭がうっすらしてる顔も、大好きだ。

シゲさんのスタイルが好きだ。小山さんがシュッとして常人離れしてるスタイルだから隠れがちだが、本当にシゲさんのスタイルは良いと思う。
足も長くてスラッとしてて、細すぎず太すぎず、肩幅もちゃんとあって、柔らかい筋肉って感じが本当に堪らない。特典映像を見たとき、映りこむスネ毛で「あっシゲさんだ」って判断できたときはさすがに自分でもどうかと思った(変態)。そのくらいシゲさんのスタイルが大好きだ。

シゲさんの自意識が好きだ。そして、ものすごく理解できるポイントでもある。自分の自意識拗らせは「めんどくせーなー!w」と友達からも言われるほどで、自分でも困ること多いから何とか直したいなと思っているものの、これが中々むずかしい。でも、シゲさんの自意識は好きだ。なんか、愛しくなる。大好きだ。

シゲさんの紡ぐ言葉が好きだ。彼の言葉は独特だ。分かりやすく伝えることもできるし、捻った表現もできる。本当に頭が良いんだろうなって思う。
彼の紡ぐ言葉は想像力をかきたてる。
少し話は逸れるが、わたしは元々本を読むと吸い込まれたような感覚になる。だがら「本を読む」というより「本を見る」感覚に近い。頭のなかに映像が流れ込んできてその映像を俯瞰で見ているような感覚に陥るのだ。
シゲさんの紡ぐ言葉は、それに匂いや温度などの付加価値をくれる。
シゲさんの本でわたしが一番好きなところは「加藤シゲアキを忘れさせてくれるところ」だ。読む前は確かに「シゲさんの本が読みたい」と思って読み始めたのに、気づいたら忘れている。夢中にさせてくれるのだ。何もかも全てを忘れて没頭させてくれる…それはわたしが小説に求めていることそのものだ。
ついでに言うとシゲクラも好きだ。アイドル「加藤シゲアキ」がファンに向けて書く会員制有料ブログ。とても面白い。面白くて、シゲさんの香りをとても感じる。シゲクラはシゲさんを忘れさせない。むしろシゲさんを感じる。
つまり、シゲさんは書き分けをしている。
そんな器用なことができるシゲさんをとても信頼できるし、わたしは大好きだ。





そして、わたしは気づいたらファンクラブに入会していた。
会員証が届いたのは12/25だった。
クリスマス会報と共にカードが届いた。
いくら自意識を拗らせているわたしでも、これでさすがに「ファン」だ、と認めた。


Twitterを見ていて、NEWSファンの人たちを見て、その仲間に入れることが嬉しかった。
みんな幸せそうで、優しくて、いい人ばかりだった。
わたしはNEWSが好きだ。そしてNEWSファンが好きだ。
NEWSファンがこんな感じじゃなかったら、NEWSファンにならなかった可能性もあるくらい、NEWSファンが好きだ。

ファンを含んだNEWSが好きなのだ。

わたしにとってNEWSファンの代表は、わたしに7年間もじわじわと布教してきた増担の友達で、彼女のことをとても尊敬している。大好きだ。
真面目で、しっかりしていて、お酒が好きで、背が小さくて、わたしのワガママや自意識を「めんどくさいなw」と言いながらもいつも笑って許してくれて、でもちょっと抜けてるとこが可愛くて、ますださんを拗らせている友達が大好きだ。笑

NEWSに恥じないファンで居たいな、と思うと同時に、友達に恥じないファンで居たいなと強く思う。



最近、マナーの件で色々あるみたいで、その話を聞くたびに、やっぱり悲しくなる。マナーの良い優しいNEWSファンが大好きだから。
でも、きっと大丈夫だってわたしは思う。
だってNEWSファンはこんなド新規でも温かく迎え入れてくれた。どんな初歩的なことでも分からないことは優しく教えてくれた。
Twitterをみてても、コンサート会場に行ってもそんな印象を受けた。

これだけ「すき」を全開に言えることが嬉しい。
…以前色々あって、「すき」って何だろう?って悩むこともあったけど、今は心の底から言える。

「NEWSが好き!」

って。


(こんな風に何の衒いもなく心の底から何かを「好きだ」言えるのも、とあるTwitterの方がわたしなんぞの相談に心から向き合って答えてくれたからだ。そんな素敵な人たちに出逢えたのも、NEWSのおかげ。)(そしてNEWSを好きだと認めると、友人含めて人間のことももっと好きになる不思議)



わたしはNEWSが好き。加藤シゲアキが好き。
何が起きてもどうなっても、小説家で本業アイドルの加藤シゲアキが好き。きっと死ぬまで加藤シゲアキが好き。これは揺るがないって、なぜか不思議と自信がある。なんでだろ。笑


NEWSはわたしにとって不思議な存在だ。
希望であり、道しるべ。
近くて遠い、そんな存在。


美味しいご飯を食べて、美味しいお酒を飲んで、たくさん笑って、あたたかい布団で寝て、大好きなひとに囲まれて、幸せに生きてほしい。
ありがとう。だいすき。


好きって、なんだろう。
わたしは「心揺さぶられる」ことだと思う。
「かわいい」「かっこいい」「綺麗」「素敵」「楽しい」全部全部「心揺さぶられる」こと。

わたしはこれから怖がらずに色んなものを好きになりたい。


そう思わせてくれたNEWSがわたしは大好きだ。